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精神科通院歴があり、付け足しときゃいい簡単なテンプレ

 
楽しい週末をむかえている人たちのツイートを見ながら
なぜわたしはメンタルクリニックの待合室で
番号化されたわたしが呼ばれるのを待っているのだろうか。
「お次、35番の方!35番の方お入りくださーい!」
 
 
いつも生きている実感がなくて自分がなくて中身が空っぽなわたしは、
「こうすれば大成功する」「こうすれば立派な大人になれる」と
教えられたことがなにひとつできなくて、本当になにをやってもダメで、
人との会話も続かなくて、何か傷つくような衝動がないと自分の命が感じられなくて、
「なんでそんなことするの?」っていうことをしてしまって
「普通それくらい分かるでしょ?」って言われることがわからなくて
「ちゃんとしないと周りに迷惑でしょ?」って言われるちゃんとができなくて、
存在価値ゼロな自分がせめて人の目障りにならないように
学校の休み時間は遠くの校舎でただ水のみ場で手を洗うふりをしてた。
 
 
声についてのトラウマがそもそもの人との会話を回避し始めたきっかけで
あいつの声ぶりっ子で超キモいよねってゆったお前の顔も名前も覚えてるし
今でもずっとうらんでる。
 
 
何か、誰か、分かりやすい敵がいてくれることが、ことだけが、
わたしが自分自身を認める理由になってる
あんなことされたこんなこと言われた、だから相手が悪い、
だから自分の存在クッソゴミだ死ねっていう気持ちから一瞬だけ逃げられる。
虐げられていれば自分を庇う理由がやっとできるんです。
 
 
そうして罵声や暴力、生きづらい理由だったはずのそれらが
気づいたときにはわたし自身をを支えるための間違った情熱になってしまっていて、
やっと大人になって学校や家族から解放されたと思ったら
ますます生きづらくなっている
 
 
虐げられないと自分が保てない場合の生き方が
道徳の教科書には書いてなかった
 
 
横断歩道の渡りかたも、電車での席の譲りかたも、朝のあいさつも、
文字の読み書きも、人間の性の仕組みも、お箸の持ち方だって、分かるけど。
罵倒されなくなったときの自分の保ちかたが分からないじゃないか
 
 
あの子がお茶碗に山盛りにして飲み込んだ処方薬の数も
あの子が長袖の中に隠しているリストカットの数も
毎日いくら乗り越えても乗り越えても続いていく毎日のことも
逃げてもいいよなんてしたり顔で言われても
レールから外れたときの生き方が分からないことも
あいつきもいからって机を数センチだけ離されたときの気持ちも、
犯罪者が事件前に書きとめていた言葉に共感してしまう人の多さも、
それを読んで「これはわたしだ・・・」と泣いてしまったことも、
いじめも 通り魔も 怨恨も 家族内暴力も LINEの悪口も
毎日毎日毎日毎日新しいニュースが流れる
自分を保てなくなったときに、人間がどうなっていくか
真剣に考えろとか逃げるなとか、
簡単に死にたいっていうなとかこそ簡単に言うなよ!
真剣に考えて考えて考えてどうしようもなくて
真剣に考えて生き延びてきた自分が
いまここにいるに決まってるだろ
 
 
だからわたしはいつも当事者でありたいと思う。
いつもどこにいても、いてもいなくても同じ存在だったから。
せめて当事者でありたいと思う。
 
 
うつで屍のようになっているときに、止まない雨はないよとか言われて
天気のはなしと一緒にするんじゃねーよと
心の中で悪態ついてる性格が悪いわたしは
励ましなんかふりまかないぜ
前を向く勇気なんかなんもないぜ
今日できなかったことを明日もあさっても引きずりながら生きてやる
言葉がこわくて何ヶ月も更新できなくなったブログを潔く消すなんてしないし
今までどのくらいの時間をうつで寝込む行為に費やしたんだろうとか
今までどのくらいのお金を医療費に使ってきたんだろうとか
それを換算したらどのくらい生産的な自分になっていただろうか
どうせできもしないようなことを計算して女々しく悩むし
お風呂にはいることがどのくらい気力がいるかをあなたと討論したいし
 
 
自分のハードルは低く、
生きていくためのハードルを低く
もっと!もっともっと低く!
どんな小さな一歩でもいつもちゃんと飛び越えられるようにもっと低く!
 
 
生きていることはいつも人生の通過点。
あんな奴等のためなんかに死ぬんじゃねぇぞアンタ達!って
イヤホンの中でサンボマスターの絶叫が流れてるから
わたしは死なない。超死なない。
 
 
超死なないから傷をなめあって他人に頼りまくって
何にでも「まぁ、できるだけ」をつけようと思います。
まぁ、できるだけなんとか。
まぁ、できるだけ生きよう。
まぁ、できるだけ、生きてて。
 
 
あなたとわたしの
クソみたいな忘れたい過去が
いつか生きる糧になりますように。
 
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