あなたのハードルを全力でぶっ倒したい

 
ヘイトスピーチも嘘くさいニュースも、靖國神社も千鳥ヶ淵も、
保守もリベラルも、メンヘラもマイルドヤンキーも、
右も左も、賛成も反対も、全てに誰かにとってのゆがんだ正義があって、掴めない。
 
 
悲しいニュースを見て憎むべき犯罪者の人生歴を知って、
近所の人の無関心を装ったストーカーみたいな監視を聞いて、
「あああの人は挨拶もろくにしないし友達もいなそうだし
いつも一人でマンガを買って帰ってきていますね。」なんていうインタビューを聞きながら
気持ちが悪くなる。なんだその詳しさ。そして思うんだ。
ああ、わたしもこんな風にさみしかった、って。
 
 
嫌われているという前提でしか会話ができない。
会話できない、話しかけるのがつらい、会話できない、話しかけられるのこわい。
会話できない、こわい、会話できない。
 
 
これってギリギリセーフなの?
この現実は全部セーフなの?
 
 
お茶碗に山盛りにして飲み込んだ処方薬の数も、
人と会って一人になってからまじで自分クソだと思いながら切り刻んだリストカットの数も、
いくら乗り越えてもまだ続いていく毎日のことも、
逃げてもいいって言われてもレールからはずれた時の生き方が分からないことも、
止まない雨はないよとか気候に例えられて余計にむかつくことも、
許せない犯罪者が事件前に書き溜めていた言葉に共感する人の多さも、
それを見て「これは自分だ…」と泣いてしまったことも、
気持ち悪いからって机がくっつかないように数センチだけ離されることも、
いじめも 通り魔も 怨恨も 家族内暴力も LINEの悪口も、
これってギリギリセーフなの?
この現実は安心して生きる安全なものなの?
ほんとうにセーフなの?
 
 
でも、
どうやって憎めばいい
どうやって許せばいい
あなたかもしれないわたしに
わたしかもしれないあなたに
 
 
もういい年のくせに、同世代の子達と会わなくて済むように
クラスの子が絶対にこないイトーヨーカドーの
紳士服売り場のトイレの前のベンチですごした一人ぼっちの放課後が、
今でもわたしの思い出す青春で、何歳になってもあの頃の自分がわたしの中にいて、
こうして引きずったまま女々しく垂れ流しているだけです。
どのくらい時間がたっても消えない。あのときのわたしのままです。
 
 
じゃあどうすればいいの?からっぽなものは何で埋めてるの?
どうやって生きてるの?どうんな風に生きてるの?みんなどうしてるの?
どこに?どうしよう。どうすれば?どうしよう、どうしよう、どうしよう
 
 
やってらんないから笑うしかないだけなんです。
真剣に考えて、考えて、自分をどうにか生き延びて、
どうすれば会話が続くんだろうとか
どうすれば友達ができるんだろうとか
ちゃんとしないと周りがかわいそうでしょうなんて言う言葉とか、
挨拶の言葉も分かるけど、人間の性の仕組みだって、ご飯の炊き方だって分かるけど
会話がうまくできない人の生き方は道徳の教科書に書いてなかったじゃないか!
 
 
なのに真剣に考えて考えて、考えて、もう笑うしかなかったことに。
真剣に考えてないって言うなよ!!!!!!!
真剣に考えて生き延びてきた自分がいまここにいるに決まってるだろ!!!!
死にたいって簡単に言うなっていうお前こそ簡単に言うなよ!
大丈夫じゃないから苦しいんだよ!がんばれないからここに来てんだよ!
 
 
生まれてきたことや、生きていることに
恵まれているんだよなんて言われても、ありがとうが言えない。
歩いても歩いてもまた立ち止まる、人生はスゴロクのようです。
そしてわたしのサイコロは「1」を出してばかりで、
…ただひとつ、サイコロのメにゼロがなくて救われる毎日です。
 
 
わたしは、わたしは勇気なんか持ってないぞ。
励ましなんかふりまかないぞ。
前向きな生き方なんてできるならもうしてる!
でもそれができないから、小さな失敗を100倍にして引きずりながら生きてやる!!!
 
 
前なんて向かない、前なんて向かないぞ!
雨なんていくらでも降ればいい!心を爆発させて生きてやる!!!
明日が素晴らしいだなんて思わない!
人生が素晴らしいだなんて思わない!
 
 
だけどそれでもほら…
それ分かるわって言われたとき、
なんて人生は…素晴らしいんだろう
 
 
その体で生きていくんだからな
その心で生きていくんだからな
手首がぼろぼろでも、愛憎にまみれていても
その体と心で自分を守っていくんだ。
 
 
お茶碗に山盛りにして飲み込んだ処方薬の数も、
人と会って一人になってからまじで自分クソだと思いながら切り刻んだリストカットの数も、
いくら乗り越えてもまだ続いていく毎日のことも、
逃げてもいいって言われてもレールからはずれた時の生き方が分からないことも、
許せない犯罪者が事件前に書き溜めていた言葉に共感する人の多さも、
それを見て「これは自分だ…」と泣いてしまったことも、
気持ち悪いからって机がくっつかないように数センチだけ離されることも、
あなたはあなたの人生を生きていていいんだよ。
あなたは幸せだと感じてもいいんだよ。
あなたはうれしいことに笑ってもいいんだよ。
 
 
だからハードルは低く!
もっと!もっともっと低く!
どんな小さな一歩でもいつもちゃんと跳び越えられるように!もっと低く!!!
 
 
いつかのわたしと同じような苦しさが、あなたの中に少しでもあるのなら!
あなたのそのハードルなんて、わたしが全力でぶったおしてやる!!
 
 
だからどんな小さな一歩でも、このかっこ悪いこんなひとりごとを思い出して、
ぶざまになって踏み出したらいいよ。
わたしはへっぴり腰なその姿を見て、かっこわるいって超笑うから。
そして一言つけたすよ!
ああ、その気持ちほんとわかるわ…って。
 
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