【改訂版】書き残しが不安で何も書き始められないブログ

140文字以下の遺書はいくらでも見つかる。
「死にたい」の四文字でエンターキー。
  
雨ふりの予報、雨ふり前の頭痛。
ノーシンピュアの箱はかわいい。
わたしはずるいから、自分の周りの人たちが死ななければいいのにと思う。
  
死にたくてたまなかった毎日のこと
もう一回あの時の自分をやりなおすとしたら耐えられないような気がするから
助けられそうな言葉をなにひとつ持っていない
  
夏になる少し前の川べりが思い出なのに
何年前、誰といた思い出なのか なにも思い出せない
  
思い出せない思い出。
息苦しくなる湿度のにおい。
遠くから漂ってくるタバコの煙。
髪の毛一ミリにでもにおいがつきたくない。
  
まだ平日がはじまったばかりなのに駅のざわめきが大きい
いつも両極端の気持ちがいくらでも過去のことをひっぱりだしてくる。
引きずり込まれるもんか、と
イヤホン音量あげる。
死ぬほどうるさいピストルズ、なんでもない顔をして聴く。
  
白い背景に12pxくらいの真っ黒の文字で書いてた日記。
そこではじまったこと。その先で終わったこと。
  
書き残さないと不安で明日になれないけど
書き残しが不安で何も書き始められないでいる夜。
  
おはようの言葉がこわい。そのあとに続く無言がこわい。
あれもやだしこれもやだから、イヤホンの音量をもうひとつ上げる。
  
少し前まで通っていたメンタルクリニックの窓の明かり。
眠る前にどうせ眠れないからってコーヒーを飲むのはやめた。
  
140文字以下の遺書がいくらでも見つかる時代。
「死にたい」の四文字でエンターキー。
生きているわたしが生きているあなたの言葉を検索する。
 
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